2024年4月1日に、和食文化学会の入会が正式に決定されました。
和食文化学会に希望した理由
様々な学会がある中で、和食文化学会を希望した一番の理由は、「和食を起点にグローバルな食の課題に取り組みます。」「グローバルな視野からの食文化の継承と発展を目指します。」と謳っていたことです。
もちろん、会長の「和食に限らず食文化の研究は、これまで学問として正面から取り上げられることが少なく…」というご挨拶文も後押しになっています。
私は「すし」に特化して研究してきましたが、「すし」だけの研究者を見つけることはできておりません。(食文化の研究者で「すし」を調べている方はいます。)
また、「すし」に関しては、すし好きが書いている本では、著者の主観で書かれており、「寿司屋側からするとそんなことないけど」と思うこともありますし、寿司職人は寿司職人目線で文献を出していますが、「すべての職人がその考えなわけではない」と思うこともあります。
私は、海外に行くようになって「すし」を見直すことができました。
そして、元々「世界で活躍する為には、日本の良さを活かしたグローバル対応が大切であること、そしてそれを日本人が教え、事前に対策するべきなのではないか」という想いがあったので、すし文化講座 寿司道を始めました。
「すし」を通して、様々な日本文化を学ぶ事ができます。
例えば、魚1匹歴史的背景を含めたと寿司の関係のある各魚の文化にも歴史がある事、調味料の歴史も関わってくることなど、日本人の特徴も含めて、学ぶ事ができます。
研究大会に参加した際、ご挨拶した方は、ほとんどが大学教授でしたが、海外経験を含む、寿司屋の娘目線で、他の人にはできない研究をしていきたいと考えています。