こんにちは!海外帰りの寿司屋の娘Satomiです!

このブログでは、すしを通じて日本文化を楽しく学び、日本の良さを活かしたグローバルなヒントをお届けしています!

今回は最近、SNSで話題になっていたお話です。10年ほど前にもなっていました。

それが、食前の挨拶です。

「給食費を払っているのに“いただきます”や“ごちそうさま”を強制されるのはおかしい」という声から、一部の学校ではこの挨拶を言わせない方針が話題になりました。

でも、ちょっと待って。それって本当に、ただの「義務感」で言ってきた言葉だったのかな?

🍱 はじめに:「いただきます」って、ただのあいさつだと思ってない?

日本の食卓で当たり前に使われている「いただきます」や「ごちそうさま」。
でも、この言葉に込められた意味をちゃんと説明できますか?

実はこのあいさつ、日本が誇る美しい文化であり、他の国にはない特別な意味が込められているんです。

この記事では、

  • 「いただきます」「ごちそうさま」の語源と由来

  • 世界の食前あいさつとの違い

  • 最近話題になった「給食で言わせない論争」
    …まで、まるっとわかりやすく解説します!


🥢 いただきますの由来とは?

「いただきます」は漢字で書くと「頂きます」。

もともとは、目上の人から物をもらうときに使っていた言葉で、
頭より高く掲げて、敬意と感謝を表していた風習から来ています。

やがてその意味は広がり、
今では「命をいただく」という深い意味を持つようになりました。

私たちが食べる野菜や魚、お肉も、もともとは生きていた命。
それらすべてに感謝して「いただきます」と言うことで、
食材だけでなく、命に敬意を払う日本独自の文化が生まれたのです。


🍵 ごちそうさまの由来とは?

「ごちそうさま」は、「馳走(ちそう)」という言葉が元になっています。
この「馳走」、実は「走り回る」という意味。

昔は、食材を集めて料理を用意するだけでも大変な時代。
山を越え、川を渡り、走り回ってごちそうを準備してくれた人への
労力と気遣いへの感謝を表した言葉が「ごちそうさま」なんです。


🌏 海外の「いただきます」にあたる文化と言葉

日本の「いただきます」は、単なる食事前のあいさつではなく、命や人々への感謝の気持ちが込められた特別な言葉です。では、世界の国々ではどうでしょうか?いくつかの国の言葉や文化を紹介します。

🇹🇭 タイ

食前の「決まった挨拶」は基本的にありません。

  • 言葉:ターン・ラ・ナ・クラップ(男性)/クラ(女性)

  • 意味:食後に「もう食べました」と丁寧に伝える言葉

  • 背景:タイでは仏教文化が根強く、食事に対する慎みと感謝の気持ちが根付いています。
    食前の決まった挨拶はないものの、食べ物を粗末にしない精神は大切にされています。

🇰🇷 韓国

  • 言葉:잘 먹겠습니다(チャル モッケッスムニダ)

  • 意味:「よく食べます」=ごちそうになります、の意。

  • 背景:食事を用意してくれた人への感謝を込めて言うのが習慣です。

🇨🇳 中国

  • 言葉:我开动了(ウォ カイドン ラ)または 开饭了(カイファンラ)

  • 意味:「いただきます」的な意味で「食事を始めます」という表現。

  • 背景:中国では家族で食卓を囲む文化があり、食事は一緒にするのが大切。

🇫🇷 フランス

  • 言葉:Bon appétit(ボナペティ)

  • 意味:「良い食欲を!」というニュアンス。

  • 背景:食事を楽しむことへの願いを込めて交わされるあいさつです。

🇮🇹 イタリア

  • 言葉:Buon appetito(ブォン・アッペティート)

  • 意味:フランス語と同じく、「良い食事を!」。

  • 背景:ホスピタリティの一環として、よく使われる言葉。

🇪🇸 スペイン

  • 言葉:¡Buen provecho!(ブエン・プロベーチョ)

  • 意味:直訳すると「良い消化を!」ですが、食事前後に挨拶として使われます。

  • 背景:他人のテーブルを通る時などにも言う、マナーの一種。

🇺🇸 アメリカ・英語圏

  • 言葉:Let’s eat!/Enjoy your meal.

  • 意味:カジュアルに「食べよう!」や「楽しんで!」と声をかけます。

  • 背景:宗教的な祈り(grace/prayer)をする家庭もあり、「感謝」は個人の価値観に委ねられています。

どれも「食べよう!」「楽しんで!」といったニュアンスですが、命への感謝まで含んだ表現は、やはり「いただきます」だけと言えるでしょう。

こうして見てみると、日本の「いただきます」は命そのものに対して敬意を表すという、とてもスピリチュアルで深い意味を持った言葉だとわかりますね。


📰 最近話題の「いただきます言わせない論争」って?

SNSなどで一時期話題になったのが、
「給食費を払ってるのに、“いただきます”を言わせるのはおかしい」という意見。

たしかに、給食費を支払っているという側面もあります。
でも、「いただきます」はお金では買えない命への感謝のあいさつ

それを忘れてしまっては、日本文化の大切な一部が失われてしまうのではないでしょうか。


🙏 「いただきます」が教えてくれること

「いただきます」を声に出して言うことで、
自然と謙虚さと感謝の気持ちが育まれます。

そしてそれは、私たち日本人が古くから大切にしてきた心でもあります。

たとえば子どもたちがお弁当の前で、笑顔で「いただきます」と言う姿には、
その感謝の心がしっかり根づいているのが感じられますよね。


🎌 最後に:説明できなかったら、ちょっと恥ずかしいかも?

これからご飯を食べるときは、
「いただきます」ってただの習慣じゃなく、
日本の食文化を支える大切な言葉だということを、ちょっと思い出してみてください。

そしてその意味を知らない人がいたら、ぜひ教えてあげてください。
特に海外の方に説明すると、「そんな深い意味があったんだ!」と感動されることが多いです。

…でも逆に、説明できなかったらちょっと恥ずかしいかも?
だってこれは、日本人として世界に誇れる美しい習慣なんですから。


📌あなたの国ではどんなあいさつをしますか?
コメント欄で教えてくださいね!



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