東京のすし屋の娘でもある、江戸前寿司伝道師Satomiです。

皆さんのイメージするすし職人はどんな人ですか?

・がんこ

・気難しい

・こわい

など、すし職人はちょっとこわいイメージがある人も多いのではないでしょうか。

もしも、すし屋がイケメンだったらあなたは通いますか。

今回は、江戸時代のすし売りの話をしたいと思います。

江戸期の歌

『天言筆記』(1846年)にこんな歌があります。

「坊主だまして還俗させて、いなりのすしでも売らせたや」

墜落した僧侶を稲荷信仰でよみがえらせればいいという、宗教をからかう意図があると言われています。

江戸時代の稲荷寿司

当時の稲荷寿司は海苔巻きなどのように細長く、一本16文、半分8文、一切れ4ぶんと切り売りされていました。

細長い稲荷寿司は、埼玉県熊谷市妻沼の郷土料理として現存しています。

替え歌

江戸期の歌で、『天言筆記』(1846年)を替え歌した歌があります。

「坊主だまして還俗させて、こはだのすしなど売らせたや」

という歌です。

昔の坊主は美男が多かったので、寿司を売らせてみたいということだそうです。

Youtube

まとめ

「ジャニーズ系」という言葉がありますが、昔の坊主はジャニーズ系だったというイメージでしょうか。

好みはそれぞれあると思いますが、ジャニーズ系のすし屋がいたら、毎日売れすぎて大変だったかもしれませんね。

まさに、スシ王子!

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