東京のすし屋の娘でもある、江戸前寿司伝道師Satomiです。
箸の使い方が、入社試験にもなっていました。それだけ、箸はビジネスに通ずるものがあります。
日本の箸と置き方と歴史①はこちら。
今回は、お箸はなぜ横向きで箸先は左側なのかについて紹介したいと思います。
横置きで箸先が左側の理由
箸は、横に置きで、尖っている方(先)を左に向けます。
右利きの人には使い勝手がいいので自然な置き方ですが、実はこれには他の理由があります。
箸の先から太陽のパワーを吸収するためです。
世界中の共通の考えだと思いますが、太陽は地球を支配する圧倒的な存在であり、世界各地で太陽は崇拝されていました。
今でも太陽の光を浴びると身体にエネルギーが満ち、活力が湧いてきますが、昔は太陽への依存心が、私たちが考える以上に大きく、太陽暦といった暦が出来たり、信仰の対象になったわけですね。
「冬至」や「夏至」に行われる様々な行事もそうですね。
このように命はまさに太陽の恵みだと考えられていたので、そのパワーを食事の時にも箸を通じて頂こうということです。
太陽は東から昇り、西に沈みます。
だから、太陽のパワーが充満している方向は東になります。
現在のように照明器具が発達していない昔は、人が何かを行おうとすれば、大抵の人は明るい方に向かいます。
中国においても、天帝が政治を司る時にも、南を向いて重臣や大衆を諭したと言われています。
これに伴い、南に向いて座り、箸の先を太陽の力がみなぎっている東に向ければ、箸の先がおのずと左になるので、「箸先は左」に向けることが定着しました。
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まとめ
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