東京のすし屋の娘でもある、江戸前寿司伝道師Satomiです。
皆さんは「この人、カウンターのある寿司屋に行かないだろうな」と思うことはありますか?
寿司屋に限らず、自分が店員の立場だった時に「こう言うお客さん来たら、嫌だな」と思うはどんな人ですか?
そこで、今回は私が思う「寿司屋の常連と常連ではないであろう人の特徴」を1つだけ紹介したいと思います。
私にとっての寿司屋
小さい頃から「あらいいわね、お寿司屋さんの子」と言われることが多かったのですが、私としては嫌なことの方が多く、物心ついた時から「すし」が当たり前にあったので、何が良いのか分からず育ちました。その為、「寿司屋だから」などではなく、どこにでもある飲食店という感覚です。
寿司屋の常連の特徴
私の見てきた寿司屋の常連さんは、お店と良い関係を築き、リラックスして好きなものを食べ、寿司屋のもてなしに応えることができている人です。そして「寿司屋に行く事」をステイタスに思っておらず、他の飲食店へ行くのと同じ感覚で、食事を楽しみに来ているので「すし」について語ったり、張り合ったり、通ぶって知識をひけらかすような人は見たことがありません。当たり前に食事をするところなのです。
寿司屋の常連の特徴から考える良い関係
寿司屋の常連さんを見ていると、お店を気遣う一言をかけている方が多いように思います。
「手が空いたら◯◯作って」「それ終わってからでいいから、◯◯もらえる?」など、相手の気持ちを考えて注文をしたり、声をかける人をよく見かけます。一言ないにしても、自分勝手なことを言う人は見かけません。
おもてなしとは
「おもてなしは、お店側がするものでされて当たり前と思っている人が多いのではないか?」と思うことが多々あります。
もてなしをする側は、見返りを求めずに、相手が感動する対応をすることです。相手が何を求めているかを想像し、行動に移すのです。これは日本特有の文化と言われています。
どの国でも感謝の気持ちなど、形を変えて教えられているかとは思いますが、日本文化を調べていても、日本人は、感謝の気持ちが根付いている国だと思います。
常連さんは「お客さまは神様だろ!」と言う態度にはならず、相手を気遣った対応をし、おもてなしに答えているのです。
握り寿司の作り方一つでも、「おもてなし」を見る事ができます。お店によって違いはありますが、誠実な職人さんは、日本文化に根付いた気遣いでサイズを変えているでしょう。
レビュー
ある寿司店のレビューの管理をしているのですが、常連さんはあまり書かず、書いても星5をつけていて、感謝の気持ちが述べられ、通ぶったコメントはありません。
「おもてなしをしてくれた人を評価する」というのは、「自分は客だ!」という態度にあるからのように感じるレビューを有名店ほどよく見かけます。
お店の人が本当に悪いのか、お客さんの質が悪いのか「対等」に見ると見えるものがあるかも知れません。それを基準に見ると、レビューだけで常連かそうでないか見分けることもできるかもしれません。
まとめ
寿司に関しては、根拠のない個人的感想を偉そうに言う人が目立つ気がします。
「タバコを吸う職人の作る寿司はまずい」とか、「寿司は手で食べるべきだ!」など、人によって気持ちの問題もあるので、楽しみ方はそれぞれです。
すし屋の独特なマナーよりも、偉そうなお客さんの方が気になるかも知れないし、一般的なマナーの中で、自分の中の独断と偏見を楽しむ謙虚さが一番大切かも知れませんね!
皆さんが感動した寿司店での対応があればコメントに書いてくださいね!
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