岩手県の「すし」

東京のすし屋の娘でもある、江戸前寿司伝道師Satomiです。

皆さんが「すし」と聞いて思い浮かべる「すし」はなんですか？

「握り寿司」を思い浮かべる方が多いかも知れませんが、日本には数多くの「すし」が存在します。

今回は、岩手県の「すし」をいくつか紹介したいと思います。

岩手県

岩手県は東北地方の沿岸部に位置し、広い面積を持つ県です。

山と海の大自然が計り知れない恩恵を与えてくれる楽園です。

北海道と東北地方の日本海側では、野菜などを混ぜ、麹を使った発酵ずし「いずし」が、多いことが特徴と言われています。

現在のものとの違いはわかりませんが、1686年からの文献に「飯鮓」というものが出てきます。

鮭やニシンなどの魚を、塩・ご飯・にんじん・大根などの野菜とともにサンドイッチ状に何度も重ね、糀で１ヶ月以上押してつける冬の発酵ずしです。

鮭・ニシンのほか、マス・ホッケ・イカなどを使うこともある様です。

山間部で雪国の魚の保存法として伝えられた岩手の郷土料理。かぶ、にんじんなどの野菜とホッケを使って作るいずしです。

参考：岩手県　

『すしから見る日本　日本全国さまざまなすし』（川澄健　監修）

『現代すし学』　（大川智彦　著）

その土地ならではの環境と昔の人の知恵からできた「すし」ですね。

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